外科
外科では、手術や処置によって様々な怪我や疾患の治療や改善・回復を行います。当クリニックでは、下記のような日常的によく起こりうる怪我や疾患に対応いたします。
このような方はご受診ください
- 鋭利な刃物などで皮膚を切ってしまった
- 転んで擦りむいた
- 硬い物にぶつかってアザが出来た
- 頭をぶつけた
- やけどを負った
- 動物にかまれた
- 虫に刺されて皮膚が腫れた
- 皮膚にイボなどのできものがある
- 爪の周囲が腫れて痛い
主な疾患
巻爪、イボ、ほくろ、粉瘤、切創、挫創、熱傷 など
巻爪
足の爪の両端先端部が内側に湾曲してしまい、徐々に痛みなどが引き起こされる疾患です。足の爪を深く切り過ぎたり、先の細い窮屈な靴を長時間履き続けると巻爪のリスクが高まりますので注意が必要です。治療にあたっては、患者様の爪の状態を見極め、巻爪を是正するための外科手術などを行ないます。
イボ
皮膚の表面に発生する丸い角質の突起物です。多くは皮膚の腫瘍ですが、その他にも様々な種類があります。最も多いタイプはヒト乳頭腫ウイルスの上皮型であり、手や足、顔に出来やすいと言われています。なお、一般の方がイボだと思っていても、実はイボではなく、その他の皮膚腫瘍だったということもあります。自己判断せず、専門医の診断を受けるようにしてください。
粉瘤
粉瘤は、皮膚の毛穴の奥で内向きの袋を作ってしまう病気です。最初は米粒ほどの小さな袋ですが、徐々に垢や皮脂汚れが溜まり、大きなしこりが出来ます。中央部には黒い点状の開口部があり、強く圧迫すると、中から膿のようにドロドロした液体が出てきます。毛穴のある場所ならば全身のどこにでも出来ますが、耳の周り、鼠経部、背中などに多く見られます。一旦しこりが大きくなっても、その後で自然に小さくなることもありますが、細菌感染して赤く腫れてしまうこともあります。痛みを伴うことも多いので、外科的に除去するようにします。
ほくろ
ほくろは、皮膚の一部にメラノサイトという細胞が集まって出来ます。放置していても大丈夫なのですが、皮膚悪性腫瘍、特に悪性黒色腫との鑑別をしておくことが大切です。リンパ節に転移しやすく、進行の速い危険な病気のこともありますので、素人判断はおやめください。短期間で急に大きくなったり、色が濃くなったり、色素が周りの皮膚に染み出してきたり、硬化してきたような場合は、お早めに受診してください。